O SLOW LIFE

オスロでの生活の中で感じたことを書きます。

仕事の流儀〜〜 in Norway

 

ブログ見に来てくれたみんなありがとうーーー!

 

ブログを始めたことを言うか言うまいか、悩んだけど、

 

見てくれる人がいるとやりがいがあるねぇ!

 

毎度長くてすみません!

もしよかったらコメントも残していってくれると嬉しいでやんす

 

 

 

最近、嬉しい&ちょっと反省する出来事がありました。

 

 

こちらで働き始めて1ヶ月ちょっとになります。

 

ちょうどこれから忙しくなるって時期に入社したこともあり、仕事に慣れてくると、

「これやってくれない?あれやってくれない?」と人から頼まれるようになりました。

 

色々お願いされるのには理由があって、私の前任の人は10月から産休に入るので、

その人が産休に入る前に、私がちゃんと一人立ちできるようにしたいっていうのがあるんだと思います。

 

頼られるのは嬉しいことだし、まあいいかーーーー・・・と引き受けているうちに、仕事の量がどんどん増えていました。

 

 

最初のうちはそれでも定時で帰っていたんだけど、家に帰ってから中途半端になっている仕事が気になってしまって、、、

 

なるべくキリのいいところまで終われせてから帰ったほうが、気持ち的に楽だよね。(日本人のサガ)

 

そうしているうちに没頭していて、日常的に1、2時間くらい、日によっては3時間くらい残業する日が続きました。

 

これくらいの残業って日本だと普通だけど、私の知る限りノルウェーでは基本的に残業ってあまりしません。

 

だから夫にも「ちょっと働きすぎなんじゃない・・・?」って心配されて、

 

私としても、朝から晩まで頭フル回転で働いても終わらない仕事に悶々としていました。

 

 

そんなある日、仕事中に上司からメッセージが来ました。

 

(私の直属の上司は普段はベルゲンというノルウェーの他の都市にいて、週に1日だけオスロに来ます。そのため普段の仕事中のやり取りは電話とメッセージツールを通してです。)

 

 

 

「ちょっとお願いしたいことがあるんだけど、今日は忙しい?」

 

 

このメッセージに、私は内心プツンっとしてしまいました。

 

 

共通の社内ツールから私の仕事が山々になっていることは確認できるし、

そもそも毎日定時の1時間後、2時間後にも私からメールが来ているのを見れば、

私の仕事が溢れかえっていることはわかってるはずなのに、今日は忙しい?って、・・・

 

 

察してよ!!!と。

 

 

それで私はこんな感じで返信しました。

 

「今、やらなきゃいけないことが溢れていて忙しいです・・・。

もしあなたのお願いが至急の案件ならば、今やっていることの手を止めてそちらの優先度を上げますけどどうしますか?」と。

 

 

送ってから、何だかふてぶてしいメッセージを送ってしまったなぁと少し後悔しました。

 

日本だと、「私は忙しいのであんまりやりたくないです」アピールを上司にするのは普通はNGですよね?

 

 

でも上司からは、こんな返事が来ました。

(原文は英語なので、要約した内容)

 

「そうか、そしたら今回は他の人にお願いするね。

でも君が仕事が溢れていると教えてくれて良かった。そうしないと僕が助けてあげることはできないから。

この仕事には忙しさのピークがあるから、言ってくれれば他の人に君を手伝うように指示するから。

そうすれば、みんなでピークを乗り越えることができるから。

君がとても効率的に働いていて、仕事が早いことは他の人からもよく聞いているよ。

だから君が仕事の量が多すぎると言うときには疑ったりしないし、本当にその通りなんだと思う。

まだ入社したばかりだけど君は仕事をすぐに覚えたし、よくマネージしてくれている。

だから足りないことがあったり、手伝いが必要なときは遠慮せずに言ってね。OK?」

 

このメッセージを読んで、自分の頑張りを評価してもらえていたことが心底嬉しかったし、同時に少し反省もしました。

 

 

「言わなくても察してほしい」

 

 

この考え方は日本人的な美学であるけれども、その考えを押し付けて、1人でイライラしていたのは私だったのだな、と。

 

 

ノルウェーでは、忙しいときは忙しいから手伝ってほしい、困っているときは困っている。

 

きちんと口に出さないといけないし、そうやって仕事の量をコントロールするのも自分の責任なんだな、と学びました。

 

 

この出来事があってから、上司にだけでなくオスロで一緒に働いている同僚にも

 

「今こんな案件をしているんだけど、困ったことがあってさーー。」と、もっと軽いノリで話すようになりました。

 

そうすることで同僚達とも何だか打ち解けられた気がする・・・。

 

 

しばらく悶々とした気持ちが一気に晴れ上がる出来事でした。