ノルウェーでの仕事探しについて
最近、ブログを読んでくださっている方から連絡をもらって、ノルウェーでどうやってフルタイムの仕事を見つけたのかと聞かれました。
参考になるかわからないけど・・・記事で書いてみようと思います。
私は現在、ファッションブランドで働いています。
仕事内容はブランドの事務的なこと全般で、店の在庫管理、工場(EU圏)とのやりとり、メールでのお客様からの問い合わせ回答、オンラインオーダーの発送、CEOの秘書的な仕事等もやっています。(俗に言う雑用係ですね。)
ブランドの規模が小さいので、1人で上記の仕事をしています。
たまに店頭の仕事も手伝っています。
もともとノルウェー行きが決まる前から、夫(当時は彼)がノルウェー人ということもあり、ノルウェー大使館のFacebookをフォローしていたのですが、そこで今働いているブランドが紹介されていたんです。
ノルウェーにこんな素敵なブランドがあるのか!と思い、とりあえずInstagramをフォローし始めました。
それから暫く経ち、夫と入籍してノルウェー行きが決まった頃、このブランドのInstagramで「We are hiring!」という投稿を見て、軽い気持ちで履歴書とカバーレターを送りました。そうしたら是非ノルウェーに来たらインタビューしたいというお返事をもらい、仕事を見つけた、という流れになります。
これだけ聞くと超スムーズに仕事が決まったように聞こえますが、
実はインタビューしてから採用が決まるまでに1ヶ月以上あいていて、その期間は他の企業にもたーくさん応募しました。1日1社を目標にして、少しでも自分ができそうだと思った求人には全て応募していましたが、箸にも棒にもかからない状況でした。
時期的にもよくなくて、私が就職活動をしていたのは、6月下旬〜7月にかけて。
この時期のノルウェーはバケーションなのでほとんどの企業が採用活動をストップしています。そのため、そもそも求人情報の量自体がとても少なかったです。
結局7月の下旬に採用の連絡をもらい、随分悩みました。
というのも、もともとファッション業界ではなく、日本で働いていたのと同じ業界での就職を目指していたんです。
もちろんその業界の求人情報は毎日チェックしていましたが、求人自体がほぼ無く、あってもノルウェー語(または他の北欧言語)がネイティブレベルであることが応募条件となっていました。
もう少し粘ってこの業界での仕事を探そうかとも考えましたが、箸にも棒にもかからない期間はかなり辛いものでした。
毎日求人情報とにらめっこして、やっと見つけた条件が合う募集に数時間かけて書いたカバーレターを送っても返事が無い日々。
夫や周りの人にも相談して、結果的に社会生活を始めたほうが今の自分にとってはプラスだと思い、ジョブオファーを受けることにしました。
こういうちょっと変わった(?)経緯で仕事を見つけているので何とも言えませんが、以下実際ノルウェーに半年住んでみて、仕事探しは以下の点が大切だと思いました。
・ノルウェーの企業は積極的にSNSを使っているので、気になる会社やお店はSNSでフォローするのが良いと思います。私自身もSNSで仕事を見つけました。
・周りの人に仕事を探しているという話を積極的にする!(最重要!)
私も会う人ほぼ全員に何か仕事を紹介してくれないか?と話していました。(必死w)
実際に、後々「まだ仕事を探していたら紹介したい仕事があるよー」と数人に言われました。8月か9月になってからだったので、この時期に就職活動していればもっとスムーズに進んだのになーと思いました。
職種に寄るところもありますが、全般的には仕事を見つけるのが容易な国ではないと思います。
例えば国際的な企業であれば、わざわざ人件費の高いノルウェーに拠点を作りたがりません。あえて拠点をおいた場合はノルウェーを市場にしているため、ノルウェー語やノルウェーの事情に精通している現地人を雇いたがるでしょう。
ノルウェーの企業の方が少し可能性が広がるかもしれません。
海外出身で外国語ができたり、ノルウェー国外での経験を買ってくれる企業もあると思います。特に海外進出しているような企業は。
専門性の高い技術職であればこの限りではありません。
友人のノルウェー人は人文系の大学院を修士まで取ったけど就職先が見つからず、エンジニアになるために専門学校のような学校で勉強をしなおしています。
私のノルウェー語のクラスにも(つまりノルウェー語は全然ペラペラじゃない)エンジニアとして就業ビザで来ているインド人が何人かいます。やっぱりインドの人はすごいね〜
日本は現在売り手市場なので、その感覚でいるとかなりギャップを感じるかもしれません・・・。
もしノルウェーで仕事を探す機会があれば参考にしてみてくださいねー!