O SLOW LIFE

オスロでの生活の中で感じたことを書きます。

ブラックフェースに思うこと

前回のブログで書いた携帯のトラブルですが、翌日すぐ返信が来て返金対応いただけるとのことでした💦  あーよかった。

 

携帯自体は残念だったけど、お店の方の対応は前回からとても丁寧で、返信もすぐにくれるし、好感が持てました。こういうときってお店の対応が悪かったりすると本当に後味悪いけど、そうならなくて良かった・・・。

 

 

さて、話は変わって私は普段から朝日新聞のデジタル版を購読しております。

 

正確には父親が購読していて、家族は4人までアカウントを共有できるみたいです。

 

(今ちゃんと調べたら、「同居の家族に限り」とのことでした。

でももう我が家は何十年も朝日新聞購読しているロイヤルカスタマーだから、海外に住む娘が1人ひっそり読んでいることくらい許してくれるよね、きっと・・・⚡️)

 

海外に住んでいるからと言って、日本で起きていることが浦島太郎状態にならないように基本的には毎日読んでいます。

 

それで年始ちょっと気になったニュースが記事に取り上げられていました。

 

「笑ってはいけない」批判広がる 顔面黒塗りなぜNG?:朝日新聞デジタル

 

 

ハフィントンポストの日本語版で取り上げられていたときにも、コメントには「これは日本のお笑いであって差別じゃない。」「なんでも被害者が差別だと言ったら差別になるなんておかしい。」というコメントが大多数で、複雑な気持ちになりました。

 

実際にどんなニュアンスだったのか気になったので、めっちゃ長いから全部ではないけど、YouTubeで番組を見てみました。

 

見て思ったのは、確かに番組を作った人も、見て面白いと思った人も、有色人種(この場合はアフリカ系)に対して必ずしも差別意識を持っている訳ではないんだと思う。

 

でもやっぱりこれを全国ネットのテレビで放送してしまうのは、日本がこういった人種やマイノリティーの問題に対して疎いというか、無知あるいは未熟であるが故の罪を犯してしまっているのだなあという感じがした。

 

この一件について考えていて思い出したのは「ティファニーで朝食を」に出て来る日本人のキャラクター・ユニオシだった。

 

「日本人は小さくて、出っ歯で、英語の発音が変で・・・」という当時のアメリカで思われていたステレオタイプのキャラクターがコミカルに演出されていて、

これを見て面白いと思った人々が日本人・アジア人に対して差別意識を持っているかは別にして、やっぱり描写された本人達は嫌な気持ちになるし、(少なくとも私はそれを見て嫌な気持ちになった)のちにこのキャラクターは人種差別的描写として批判されている。しかも演じているのはアジア人じゃなくて、白人男性が変装して演じているんだよね。

 

これが1950年代のアメリカで、日本は2018年にもなって程度の差はあるもののこういう演出が全国ネットのメディアで放送されているってことは、やはり日本が閉鎖的な単民族社会(実際には在日とか外国人とかハーフとかも増えていてそうじゃないんだけど、)であって、こういった問題に真剣に向き合ってこなかったからなんだなと思う。

 

特にブラックフェースはれっきとしたNG表現として国際社会で認識されている表現な訳だし。

 

日本が好きだし、日本人でよかったって純粋に思うけど、そうだからこそ、こういった問題が浮き彫りになると複雑な思いになります。

 

今回は初めて(?)時事問題について考えを書いてみたけど、思っていることを文章にまとめるのって難しいですね。

 

今日は2018年の初給料日でしたが、去年はノルウェーに来て初年だったから抑えられていた所得税がどどーんと上がっていて衝撃を受けたそんな金曜日です。