O SLOW LIFE

オスロでの生活の中で感じたことを書きます。

産休・育休 in ノルウェー

あと3週間ちょっと働いたら育児休暇に入ります🌸

 

今週から仕事の引き継ぎも始まりました。

私の育休代理で入っていただいた方、物覚えも早いし、明るいし、安心して仕事を任せられそうなのでホッとしています。

 

なんだかんだノルウェーに来てから2年ちょっと、ずーっとフルタイムで働いて来たので、久々に時間ができるのが楽しみ・・・。

もちろん赤ちゃんがいるのでただの休暇とは全然違いますが、赤ちゃんを連れて平日昼間に友達とランチしたり、散歩したり、今まで時間がなくてできなかったことができるのが楽しみです♪ さて妄想通りに行くかどうか・・・😁w

 

せっかくなのでノルウェーの産休・育休制度について説明しようと思います。

 

基本的にはノルウェーの産休は出産予定日の3週間前から。

 

日本は確か2ヶ月くらい前から休めると聞いた気がするので、ノルウェーは結構ギリギリまで働かされます。笑

出産予定日3週間前って正産期入るので、場合によっては休み入ってすぐ生まれちゃいますね・・・😯

 

育児休暇の期間は二択で、49週休んで100%のお給料をもらうか、59週休んで80%のお給料をもらうか決められます。

 

私たち夫婦は49週で100%のお給料をもらう選択にしたのですが、母親が取る期間、父親が取る期間がある程度決められています。

(ノルウェーでは同性のカップルも多いですが、便宜上父親・母親と書きます。)

 

49週のうち出産予定日前からの3週間は「母親に与えられた産休」、父親・母親にそれぞれ15週ずつは育休として与えられている期間で、仮に取らなくてももう片方に譲ることができません。残りの16週はカップルで分け前を決められる期間になっています。

 

これが政府からサポートされている公式な育休のルールです。(2019年9月現在)

 

これに加えて、通常、出産した日から2週間か3週間、新生児と出産後のママのケアのために父親が休みを取りますが、この期間は公的には無給になります。

会社によってはお給料を出してくれるのですが、夫の会社もこの期間お給料を出してくれるのでラッキーでした🤗

 

また上に育休期間は「100%のお給料をもらいながら」と書きましたが、実際には政府が出してくれる額には上限があり、この上限を超えるお給料をもらっている場合、実質は育休中にもらえるお給料は普段と同じ100%ではなくなってしまいます。

上限を超えているというとすごく高給取りみたいに聞こえますが、見聞きした話だと結構な割合で超えるみたいです。

 

幸い・・・?残念ながら・・・?私のお給料はその上限以下なので、休んでいる期間も普段と同じお給料を政府からもらえますが、夫は上限以上のお給料をもらっています。

そのため世帯収入のことを考えて、分けあえる16週間は私が全部取ろうかなと思っていたのですが、夫の会社が政府からもらえる額と実際のお給料のギャップをカバーしてくれる制度なので、夫が休んでいる期間も政府が出してくれる上限+会社からのカバーで合わせると、普段と同じ収入が入ってくるみたいです😇

 

ようは、赤ちゃんが誕生してから2・3週間父親が休める期間を有給にしてくれるかと、育休期間の政府からのお給料と実際のお給料のギャップを会社が負担してくれるかは、

それぞれの会社が福利厚生をどれだけ充実させているかの違いにかかっているということになります。

 

夫は今年の始めに転職しているのですが、前の会社はそんなに福利厚生をやってくれるような雰囲気でなかったので、今の会社はサポートが手厚くてラッキーでした。

 

ノルウェーは妊娠・出産に関わる医療費用は無料ですが、なんだかんだベビーカーやら、ベビーベッドやら、服やらオムツやら・・・赤ちゃんに出費はつきものなので、休む期間に収入の心配をしなくてすむのは本当にありがたいことです🙏

 

ということで分けあえる16週のうち少し夫にも休んでもらうことにしました。

(大半はお腹を痛めて産む私に休ませろと言い、私がもらいました。笑)

 

 

3週間後から休めるのを楽しみに、今月は引き継ぎとノルウェー語試験に向けての勉強を地道に頑張ろうと思います😓💧